筆者が昭和、平成、令和と時代を歩んできて感じることの1つが、一向に改善されないジェンダーギャップの現実である。かつて在籍した建設会社は昭和時代、女性は補助職でしかなく、正社員はおらず担当職という資格で採用されていた。平成になってからは徐々に改善されて女性の正社員採用が増え、女性の作業所所長も生まれた。しかし、令和に入ってもようやくトップが部長クラスであり、役員への女性登用などは及びもつかない状態である。2023年6月に発表されたジェンダーギャップ指数ランキングの散々たる結果を挙げながら、問題の根にあるものを考えてみる。
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