TISは2024年12月25日、VDI/DaaSのSIサービス「仮想デスクトップ導入・運用サービス」において、インドのAccops(アコップス)が提供するVDIソフトウェア「Accopsシリーズ」をメニューに追加した。これにより、選択可能なオンプレミス環境のVDIソフトウェアはCitrix XenDesktop、VMware Horizon View、Accopsの3種類になった。
TISの「仮想デスクトップ導入・運用サービス」は、VDI(デスクトップ仮想化基盤)およびDaaS(Desktop as a Service)のSIサービスである。ユーザーは自社の導入目的・環境に合わせて、オンプレミス環境のVDIやクラウド環境のDaaSから、利用するVDIソフトウェアを選択できる(関連記事:TIS、「Windows Virtual Desktop」の取り扱いを開始、Windows 7延長サポートを利用可能)。
今回、オンプレミス環境で動作するVDIソフトウェアの選択肢を拡充した(図1)。既存の「Citrix XenDesktop」と「VMware Horizon View」に加えて、インドAccops(アコップス、国内販売代理店:Accops and Zevoke Technologies)の「Accopsシリーズ」が選択できるようになった(関連記事:MSYS、VDI/リモートデスクトップ環境を網羅した「Accops シリーズ」を販売/ネットワールド、リモートデスクトップ運用基盤ソフトウェア「Accops」を販売)。
「XenDesktopやVMware Horizonといった主要なVDIを提供するソフトウェアベンダーの再編を契機に、クライアント管理の環境を見直すユーザーが増えている。こうした動きを受けてVDIの選択肢を増やし、ユーザーの多様なニーズに応えていく」(TIS)
Accopsシリーズは最低5ライセンスから購入でき、スモールスタートでの利用に適している。永続ライセンスとサブスクリプションから選択できる。VDIの基本機能に加えて、ゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)ゲートウェイ、CASB(Cloud Access Security Broker)、エンドポイントセキュリティ、ID/アクセス管理(IAM)、統合多要素認証(MFA)などのセキュリティ/ユーザー認証の機能を備えている。
料金(税別)は、構築前の設計支援の「コンサルティングサービス」が300万円から(標準納期は1カ月から)、SIの「仮想デスクトップ運用サービス」が1000万円から(標準納期は3カ月から)、運用支援の「VDI運用サービス」が月額100万円から。
TIS / VDI / Accops / DaaS / VMware Horizon / XenDesktop / SI / クライアント管理