韓国の国家情報化戦略委員会は「スマート国家具現のためのビッグデータマスタープラン」をまとめ、青瓦台(大統領府)にて李明博大統領に報告した。犯罪発生場所や時間の予測、自然災害の早期感知などビッグデータを活用する3課題を選定し、2013年から2017年まで合計16のプロジェクトを推進する。2017年までに韓国を「ビッグデータ強国」へ牽引する計画だ。
サムスン電子、グローバル統合したERPの構築状況を公開
アイニュース | 11月6日
韓国のサムスン電子は、メモリ事業部が主催した「サムスンメモリソリューションCIOフォーラム2012」において、2009年から取り組んできた全世界の支社および関連会社の情報システムを統合運用するグローバル全社資源管理(G-ERP)統合プロジェクトを公開した。72カ国197拠点で働く22万人のサムスン電子の社員の業務を支援するもので、SAP ERPを基盤にしている。
G-ERPでは、標準化および最適化により全世界の法人間の取引、納品などの業務プロセスを統一、または違いを最少化するアプローチを採択した。「生産性向上に向け、法人間の取引プロセスを12段階から5段階に簡素化した」(情報戦略チームリーダーの金氏)。同時にデータの標準化やグローバル言語の統一により、事業別に管理していた情報を統合し、中央集中化したERPガバナンス体制を確立。全世界のERPシステムを統合した。
G-ERPにより社内外の経営環境の変化に柔軟に対応できるようになった。例えば4〜6カ月要する新規法人の設立期間を半減した。自由貿易協定(FTA)における原産地証明、イギリスの事前輸入申告制度などのビジネス環境の変化への対応も同様である。特に国と地域を超えたリソースの再配置、M&A、資源の分配などを効率的に実行できるという。次の一手として生産工程管理(MES)、供給関係管理(SRM)、顧客関係管理(CRM)、供給網管理(SCM)、製品ライフサイクル管理(PLM)も統合する計画だ。
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