中国メディア各社の報道から、IT関連の最新動向を紹介する「中国電脳事情」。1カ月間に報じられた主要なニュースから重要なものをピックアップしてお伝えする。
「世界最先端を狙う」―中国が“10京スパコン”を開発へ
─人民日報(2014年5月14日)
中国でスーパーコンピューターを製造しているSugon(曙光)が、次世代スパコンとして計算速度毎秒10京の「Sugon7000」の研究開発を近く開始すると発表した。
Sugonは1995年に中国科学院の計算技術研究所から独立する形で設立されたベンダーで、これまで様々なスパコンの研究開発に取り組んできた。なかでも2010年に開発された計算速度毎秒1000兆のスパコン「Nebulae(星云)」が、全世界のスパコンランキングサイト「TOP500」で2位にランクされ、大きな注目を集めた。
Sugon総裁の歴軍氏は「Sugon7000は、CPU、高速通信ネットワーク、大規模ストレージからOS、アプリケーションに至るまで、すべてを自社技術でまかなう予定である。性能、効率、技術、応用レベルのいずれにおいても世界最先端を狙うべく、グローバル市場を対象にした戦略計画を立てている」と意気込みを語った。
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