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KTのシステム構築事例から説き起こす ビッグデータ処理技術の活用の実際【日本ティーマックスソフト】
2013年4月30日(火)
韓国でもビッグデータ活用の事例が出始めた。大手通信事業者であるKTは、数多くの社屋ビルや関連施設から発生するセンサーデータを収集/分析し、ビジネス価値の向上につなげている。データ処理基盤に使われているのが「Tibero InfiniData」。投資コスト抑制と拡張性確保をうたう新機軸に、市場からの関心が高まっているという。
(株式会社TIBERO)
技術支援本部 本部長
コン・サンフィ 氏
「ビッグデータが注目されているのは韓国も同じ。各種のセンサーデータを活用しようという先進事例も出始めている」─。こう話すのはTIBEROのコン・サンフィ氏だ。同社は韓国のITベンダーであるTmaxSoftグループの1社で、DB関連技術に強みを持つ(同グループの日本法人として日本ティーマックスソフトがある)。
金融や製造業はもちろん、とりわけ半導体産業においてビッグデータ処理へのニーズが高いという。「サムスンのような大手メーカーの場合、半導体1つ作るのに300を超える工程がある。各工程の生産情報をチェックすることは歩留まりを確保するために欠かせない。センサーと連動したビッグデータ活用は必然の流れ」と同氏は説明する。
具体的な事例として紹介したのが大手通信会社、KT(旧Korea Telecom)の取り組みだ。KTは多数のデータセンターのほか、数々の関連施設を保有しており、日々膨大なデータをセンサーを通じて集約している。例えば各ビルのエネルギー使用状況、監視カメラの映像、数千台のサーバーが連携するネットワークのログなど、量も種類も発生頻度も相当な規模になる。
これらのビッグデータを効率よく管理するために同社は「IMS(Integrated Monitoring, Main-tainance, Manage-ment System)」のデータ処理基盤として「Tibero InfiniData」を採用した。本稼働に伴い、例えばビル全体の実情が一目で分かるようになり、「何らかのトラブルが発生しても即時に把握できるようになった」(サンフィ氏)。
IMSの要諦の1つとなっているのが、TIBEROが開発したビッグデータ処理基盤製品「Tibero InfiniData」である。多様で大量のデータを効率的に処理するには、分散型で拡張性に富んだソリューションが求められる。「大手ベンダーのアプライアンスは必ずしも安くはない。手に届きやすい価格帯で、しかも拡張性のあるシステムが、韓国のあらゆる業界で求められていた」とサンフィ氏。
低価格サーバーの活用で市場ニーズに応える
汎用的なコモデティサーバー(ブレードサーバー)をベースに構成するTibero InfiniDataは以下の4つの特徴を備えると同氏は説明する。
- 大量のトランザクション処理を高速に実行(OLTP)
- リアルタイムに分析処理を実行(OLAP)
- ODBC、JDBC、CLIなど標準的なインタフェースで利用可能
- アクティブ/スタンバイで実現する高可用性とマルチノードの柔軟なコントロール
単一プラットフォームでOLTPとOLAPの処理の双方に対応するアプローチは、現在のビッグデータトレンドを象徴した機能とする。気になる性能に関しては「CPUとネットワーク負荷の最適化、最小負荷でリアルタイムにデータ複製を実装する"Standby NetSync"技術、2フェーズコミットの最適化、データ分散の最適化などを駆使し、高いパフォーマンスを維持できる」とサンフィ氏は強調する。今後はさらに性能検証を重ね、韓国全土のビッグデータサービスとして拡張、ビジネス機会を創造していきたいとしている。
お問い合わせ
日本ティーマックスソフト
http://www.tmaxsoft.co.jp/
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