巨大SIerとオープンソース―富士通がクラウド基盤をRed Hatで刷新した理由
2018年8月30日(木)五味 明子(ITジャーナリスト/IT Leaders編集委員)
富士通とNTTデータ――両社とも言わずと知れた、日本を代表するシステムインテグレーター(SIer)である。この2社を含む国内の大手SIerは、良くも悪くも日本のIT業界に多くの特殊性とレガシーをもたらしてきた。だが現在、グローバルを席巻するデジタルトランスフォーメーションの大波は、日本企業にも例外なく押し寄せており、多くの顧客を支えてきたSIerもまた、大きなターニングポイントを迎えている。本稿では岐路に立つ巨大SIerの新たなビジネス戦略について、オープンソース活用の側面から俯瞰してみたい。前編では富士通のアプローチを紹介する。
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