IoTやIndustrie 4.0に携わる人々の間で、エッジコンピューティングのエッジ部での制御にAIを活用したいという要望が多く上がっている。従来は、PCで教師データ学習を行い、その結果をエッジ部のマイクロコントローラに移して実行させる方法を採っていたが、そんなやり方を根本的に変えようとしているのがフランスのITベンチャー、カルテジアン(Cartesiam)だ。同社は2020年2月、AIエッジマイクロコントローラ開発環境「NanoEdge AI Studio」を発表し、学習と実行をエッジ部だけで完結できるソリューションとして売り出している。カルテシアムのWebサイトやCEOのブログ、現地の記事から特徴を紹介しよう。
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