[オピニオン from CIO賢人倶楽部]

AIの進化でますます重要になるビジネスアナリストの役割

TERRANET 代表 寺嶋一郎氏

2026年1月8日(木)CIO賢人倶楽部

CIO賢人倶楽部」は、企業における情報システム/IT部門の役割となすべき課題解決に向けて、CIO(Chief Information Officer:最高情報責任者)同士の意見交換や知見共有を促し支援するユーザーコミュニティである。IT Leadersはその趣旨に賛同し、オブザーバーとして参加している。本連載では、同倶楽部で発信しているメンバーのリレーコラムを転載してお届けしている。今回は、TERRANET代表の寺嶋一郎氏によるオピニオンである。

 皆様、明けましておめでとうございます。今年が穏やかな愛で包まれた一年となることをお祈りいたします。

DX推進の要、「ビジネスアーキテクト」定義への疑問

 さて、ここからは「で・ある調」で書かせていただく。情報処理推進機構(IPA)が策定した「DX推進スキル標準(DSS-P)」では、企業や組織においてDXを推進する主な人材として5つの人材類型を定義している。

 具体的にはソフトウェアエンジニア、デザイナー、データサイエンティスト、サイバーセキュリティ、それにビジネスアーキテクトである(図1)。ITやDXを担う専門家といえば、技術系のエンジニア人材の必要性が声高に叫ばれていた中で、「ビジネスアーキテクト」というビジネス寄りの仕事をする人材の必要性を訴えたのは画期的なことだと思う。

図1:DX推進スキル標準(DSS-P)人材類型の定義(出典:情報処理推進機構)
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 ただ、DSS-Pにおけるビジネスアーキテクトの定義には、若干の違和感があった。そのまま引用すると、「DXの取り組みにおいて、ビジネスや業務の変革を通じて実現したいこと(=目的)を設定した上で、関係者をコーディネイトし関係者間の協働関係の構築をリードしながら、目的実現に向けたプロセスの一貫した推進を通じて、目的を実現する人材」がその定義である。これはアーキテクトというより、「ビジネスアナリスト」の仕事そのものだ。

●Next:欧米とのズレを解消した新定義。AI全盛期、なぜビジネスアーキテクトが不可欠になるのか。

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