コラボレーション支援システム トルネードディスプレイ/大和ビジネスサポート PCで資料を作っても、会議ではそれを人数分だけ印刷して配付するケースが少なくない。紙が無駄になるほか、参加者がそれぞれメモをとっていては決議事項の解釈にズレが生じることもある。こうした問題を解決するのが「トルネードディスプレイ」だ。
写真 トルネードディスプレイを利用した会議風景日頃のビジネスシーンにおいて、3〜5人規模でミーティングする機会は意外と多いものだ。人数が少ないだけに効率的に事が進みそうなものだが、カジュアルな雰囲気ゆえに話が脱線したり、何を結論づけたかが曖昧なまま終わってしまうこともありがちだ。メンバー全員が論点に集中、その場その場で結論を確認し、相互の思惑違いをなくする─。こうした習慣を徹底することが組織全体の生産性向上につながる。
それを具現化するために商品化されたのが「トルネードディスプレイ」だ。大和ビジネスサポートが、三菱東京UFJ銀行の子会社である三菱UFJインフォメーションテクノロジーと共同で開発した。
同製品は写真を見ての通り、円形の机上にディスプレイ・マウス・キーボードのセットを3つ組み合わせた構造をしている。持ち込んだノートPCの外部モニター出力端子と接続すると、すべてのディスプレイに同じ画面が表示される。マウスを触った人に次々と操作権が移るのが特徴だ。
ペーパーレス会議実現が発端
開発の発端は、2005年に顧客企業で始まったワークスタイル変革プロジェクトだった。プロジェクトの1つのテーマが、会議資料のペーパーレス化。会議参加者のために大量に印刷する資料は、終了後に捨てられてしまうケースが少なくない。各自が資料にメモをとるスタイルだと、共通認識のはずの決議事項にずれが生じる可能性もある。
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