[市場動向]

【年末年始特集】IoT/AI関連のソリューション動向

2016年12月29日(木)IT Leaders編集部

最新テクノロジーをビジネス価値に──。IT業界のプレーヤーは今、それぞれの立ち位置において具体的ソリューションを市場に投入し始めている。ここでは、特にAI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)に焦点を当てて、2016年10~12月の主要な市場動向を振り返る。

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スマートトイレが腸内環境改善を促進する―トップメーカーのIoT戦略

IoT(Internet of Things)は、様々な分野で活用が進んでいる。製造業であれば、製品や生産ラインの故障を前もって検知する予兆保全がポピュラーな使いかただ。コンシューマーに近い分野では、ウェアラブル端末などを使ったヘルスケアに絡んだIoT活用が目立つ。国内のあるトイレメーカーは、便器をIoT端末に見立てたヘルスケア関連のIoTサービスを構築しようとしている。製品はコンシューマーに近いものだが、IoTによる新サービス創出に挑む企業の取り組みのひとつとして参考になるはずだ。

GEが産業IoT強化のために買収したサービスマックスの価値

2016年11月14日(米国時間)、GE(General Electric)の子会社で製造業向けIoTプラットフォーム「Predix」を提供する米GEデジタルが、米サービスマックスの買収を発表した。フィールドエンジニア向けのクラウドサービスを提供する同社のアプリケーションをPredix上で展開し、製造現場の更なる生産性向上を目指すとしている。GEデジタルがPredix強化のために買収したサービスマックスのクラウドサービスとは、どのようなものなのか。

「IoT、クラウド、5Gの垣根がなくなってきた」エリクソン日本法人の2トップ

IoTへの期待が高まる中、それを支えるネットワークのあり方へも関心が高まっている。より高速性を求める5Gや、低消費電力を優先するNB(Narrow Band) -IoTやLPWA(Low Power Wide Area)などだ。そうした中、移動体通信機器メーカー大手であるスウェーデンのエリクソンがNTTドコモやKDDI、ソフトバンクの3大携帯キャリアに向けてIoTをにらんだプラットフォーム導入を進めている。エリクソンはIoTをどう、とらえているのだろうか。

IoTに取り組むなら避けられぬ「ソフトウェアの収益化」、製造業の今は25年前のソフトウェア業界!?

IoT(Internet of Things:モノのインターネット)への関心が高まっている。そうした中で「利用者に提供するアプリケーションソフトウェアやモノに組み込むソフトウェアの価値を重視すべき」と指摘するのが、ICカードや個人認証大手の蘭ジェムアルトだ。IoTにおけるソフトウェアの価値について、ソフトウェアマネタイゼーション事業本部のプロダクトマネージメントディレクターであるLaila Arad-Allan(ライラ・アラドアラン)氏に聞いた。

Amazon、DeepMind/Google、Facebook、 IBM、そしてMicrosoftがAIで提携

Amazon、DeepMind/Google、Facebook、IBM、Microsoftの米IT大手5社がAIに関して提携し、非営利組織「Partnership on AI」を結成すると発表した。正式名称は「Partnership on Artificial Intelligence to Benefit People and Society」。AppleやIntel、Oracleといった米IT企業や独SAPなどは参加していない。

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