連載
「実務的なノウハウの提供」に主眼を置き、当該テーマに詳しい専門家が回を重ねて分かりやすく解説する。
企業のデジタル化戦略が注目されるなか、新しいコンセプトを持つSAP S4HANAのリリースを受けて企業における基幹システムの在り方を見直す動きが出ていている。デジタルビジネスで存在感を示す基幹システムとは。その時IT部門は何をすべきなのか。本連載では基幹システムとデジタル化の関係を明らかにし、今後の基幹システムをどのように考えていくべきかを検討していく。
- ビジネス改革を成功させる「IT-リエンジニアリング」【第12回(最終回)】
- ECM/SDM→SCM→DCMの流れを取りまとめる経営管理【第11回】
- 研究・開発とマーケティングのシステム連携【第10回】
日本の組織・企業におけるサイバーセキュリティ対策の基本は、社外から社内システムへのアクセス禁止、ファイル送受信の禁止などリスクを避ける“ゼロ・トラスト対策”。今、その抜本的な見直しが必要になっている。あらゆる企業にデジタル技術の活用が求められる状況にも関わらず、ゼロ・トラスト対策はそれを阻害する方向に働きかねないからだ。ではどうするのか。サイバー犯罪の動向と対策に詳しい筆者が、あるべき方向を解説する。
デジタル時代のサイバーセキュリティ対策を考える一覧へmore本誌は2012年5月に「OSS鳥瞰図」を作成・公開した。しかしOSSの進化は急ピッチであり、新たなOSS(オープンソース・ソフトウェア)が次々に生まれている。そこで日本OSS推進フォーラムのクラウド技術部会では、「OSS鳥瞰図」を完全リニューアルする作業を実施した。最新の「OSS鳥瞰図」をベースに、OSSの最新動向を解説する。
OSSを理解する一覧へmoreクラウドは最早、使うか使わないかではなく、どう使いこなすかが問われる時代である。その有力候補の1つがAmazon Web Services(AWS)だ。先の連載『クラウド分解辞典−Amazon Web Services編』では、AWSがどのようなサービスを提供しているのかについて、そのサービス単位ごとに紹介した。本連載では、クラウドを利用する際の目的別に、AWS上でのユースケースから導かれた標準的なパターンを紹介する。いわば、クラウド独特の視点や勘所についてまとめた「AWSの定石集」である。
クラウド活用パターン辞典〜Amazon Web Servicesを使い倒す!〜一覧へmore従来は考えられなかったような、日本を代表する金融機関や大手製造業がクラウド環境への移行を始めている。一方で、検討をしたもののコスト面・運用面でもクラウドは当面の選択肢にならないとする企業も少なくない。こうした違いは、どこから生まれてクラウドいるのだろうか。本連載では、アマゾン ウェブ サービス (AWS)を題材に、既存システムのリプレース先としてのクラウドの価値や、移行に向けたアセスメントやPoC(概念実証)におけるチェックポイントなどを解説する。
検証!マイグレーション先としてのAWS一覧へmoreソフトウェア資産管理(SAM:Software Asset Management)に取り組んでいない企業は、ほぼいないでしょう。違法なソフトウェア利用が発覚すれば社会的信用を失いかねません。しかし、IT投資予算の拡大が見込めない今、ムダなソフトウェア資産を抱え込んでいては次の一手も、なかなか打ち出せません。本連載では、ソフトウェアのライセンス契約において、利用効率を高めながらコストを抑えるための効果的な交渉方法のトップ10を公開します。
戦うソフトウェア資産管理、無駄な資産を一刀両断!一覧へmore「クラウドコンピューティング」は既に、すべてのITシステムが利用するプラットフォームになった。米Microsoftが開発・提供する「Microsoft Azure」も、その1つだ。だが、継続的にサービス内容が改善されているクラウドサービスの全容をつかむのは容易ではない。本連載では、Azureの概要や特徴、個々のサービス内容を分かりやすく解説することで、Azureの全体像に迫る。
- SAP on Azureにみる基幹システムのためのAzure【第12回】
- Microsoft AzureにおけるIoT関連サービスの概要【第11回】
- Microsoft Cognitive Servicesの概要【第10回】
スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、企業情報システムでもモビリティ(機動性)を加味することが特別なことではなくなってきました。ワークスタイル改革に取り組むならなおさらでしょう。しかし、モビリティの整備においてセキュリティリスクが高まるほか、従来の企業内での固定的な利用を前提にしたセキュリティの“常識”が通用しないのも、また事実です。本連載では、企業におけるモビリティを考えるためのセキュリティの基礎について解説します。
エンタープライズモビリティにおけるセキュリティの基礎一覧へmoreデジタル時代のシステム(サービス)開発にあたって、CIOをはじめとするITリーダーが知っておくべきことは少なくありません。ITの目的が既存業務の合理化/省力化から、存在しない業務やサービスの創出に変わり、事業や経営への直接的な貢献を求められるようになった今日、アプリケーションが依拠するアーキテクチャーや、その開発・運用のためのソフトウェア環境も大きく変化しているからです。中でもキーになる新技術の1つが「コンテナ」です。ITリーダーの方々向けに、コンテナ技術のエッセンスを解説します。
ITリーダーが知るべきコンテナ技術一覧へmoreFinTechの代表的テクロジーとしてブロックチェーンが注目されている。一方で同技術を知らしめた「Bitcoin」にまつわるマイナスイメージも小さくはない。なぜ今、ブロックチェーンなのか、また、ブロックチェーンによってどんなビジネスが可能になるのかについて、テクノロジーの基礎から実事例までを、仮想通貨交換所「Bitpoint」の創業者が解説する。
実ビジネスに向けたブロックチェーンの基礎知識一覧へmore
日本企業の海外事業展開を成功に導くには、真のグローバルリーダーが不可欠だ。だが、これまでの海外事業のリーダーは、“語学ができ、専門的な実務を体得し、仕事ができる”人材であった。しかし、グローバルリーダーにとって最も重要なスキルの1は、 「リベラルアーツを身につけた“ネゴシエート(交渉)”ができるスキル」である。本連載では、真のグローバルリーダーの姿と、身につけるべきスキル/考え方について、連載小説を通して紹介する。香港、ベトナム、インドネシア、中国を舞台に奮闘するIT企業の営業担当者が主人公だ。彼がいかにしてグローバルリーダーとして成長していくのか。その姿を追いながら読者にもグローバルリーダーへの道を歩み出してほしい。日本に多数のグローバルリーダーが生まれ活躍するという希望を持って書き進めていくことにしよう。
- 日本人の精神を復活させる人材育成の“場”を作れ:連載小説『真のグローバルリーダーになるために』最終回
- 【第48回】“卒業”の概念がない塾こそが重要
- 【第47回】香港での案件受注が社内の人材育成策の見直しにつながる
IoT(Internet of Things:モノのインターネット)やオムニチャネルといったキーワードと共に、デジタル変革への取り組みの重要性が強調されています。いずれにおいても最終的な目標は、顧客接点の強化です。しかし“デジタル”が象徴するように、顧客接点はもはや店舗やネットで個別に考える時代は終わりました。多様化する接点を通じて一貫した顧客体験(CX:Customer Experience)を提供できるかどうかが問われています。本連載では、このCXの最適化を図るためのデザインについて解説します。
- IoT/AIが変えるCXの未来、現場の“ヒーロー/ヒロイン”は消える!?【最終回】
- CXをシステムに落とし込む「サービスブループリント」とアーキテクチャー設計【第6回】
- 顧客の“真実の瞬間”を見極める「カスタマージャーニーマップ」【第5回】
IoT(Internet of Things:モノのインターネット)による製造業のサービス化が話題になっていますが、“ものづくり”そのものを大きく変えると期待される技術に3Dプリンターがあります。一般消費者を対象にした小型の製品に目が奪われがちですが、産業向け製品の導入が進んでいます。3Dプリンターが、これからの“ものづくり”に与える影響を今一度考えるために、3Dプリンターの基本をおさらいしておきましょう。
ビジネスを変える3Dプリンターの基礎知識一覧へmore頻度は決して多くないが、比較的よく聞く言葉の1つがGovernance、Risk Management、Complianceの頭文字をとった「GRC」だろう。しかし本格的にGRCに取り組む、あるいは実践する企業は少数派だ。実際のところ、取り組む意味はあるのだろうか。あるとすれば、どう取り組むのがベターなのか?GRCの専門企業が3回連載で解説する。
GRCの基本とツール活用の奨め一覧へmore「データ分析」という言葉をよく目にします。ですが、実際の分析活動において、データサイエンティストは何を考え、なぜそう判断・行動しているのかは、それらが頭の中で起こっているだけに、その実態に触れる機会は、なかなかありません。とても専門的で数式や専門用語だけが飛び交う世界だとイメージされているのではないでしょうか。新日鉄住金ソリューションズ(NSSOL)と金融エンジニアリング・グループ(FEG)の混成チームは、データ分析の世界大会である「KDD Cup 2015」(主催:ACM学会の分科会SIGKDD)で、第2位に入賞しました。本連載では同チームのメンバーが、大会において何に注目し、何をどう考えていったのか、データサイエンティストの思考法について、大会での実際の作業内容を交えながら紹介します。データ分析に対するイメージが大きく変わるはずです。
データサイエンティストの思考法〜KDD Cup世界第2位の頭の中〜一覧へmore企業情報システムにおいてアプリケーションの価値が高まるなか、従来にも増して重要性が高まっているのがプラットフォームの選択である。そのアーキテクチャーは、アーキテクトと呼ばれるような技術者やCEOらが利用者と対話から得たアイデアから生まれてくる。日本より海外にいる時間が長くなるほどに海外イベントなどを取材し、世界の最先端アーキテクトらにインタビューしている筆者が、単に製品やテクノロジーの機能からではなく、彼らの発言やふるまいに現れているフィロソフィーなどを通じて「プラットフォームの未来」を考察する。
五味明子のプラットフォームの未来一覧へmoreグローバル化やダイバシティなどを背景に、新たなワークスタイルの確立が求められています。それを可能にするのが、業務遂行には不可欠な密なコミュニケーションです。しかし、グローバル化が象徴するように、“密”だからといって常に物理的に同じ空間に集まるわけにはいきません。国内外で物理的にも時間的にも離れた場所でのコミュニケーションの必要性が高まっています。そうしたコミュニケーションを可能にするテクノロジーがUC(Unified Communications)です。本連載では、これからのワークスタイルを考えるために必要なUCの基本から最新動向までを解説します。
新たなワークスタイルを支えるUC(Unified Communications)の基礎知識一覧へmoreインターネットやクラウドコンピューティングの利用による情報連携は、SCM(Supply Chain Management:サプライチェーンマネジメント)にも大きな転換を迫っている。システム的にも、従来のように“モノ”を作り、運び、保管し、売るためのプロセスに紐づく情報をやり取りする基盤から、高度に、そして能動的に情報を活用するプラットフォームへと変わるべき時が来ている。本連載では、サプライチェーン上の複数のプレーヤーが、業務に関わる情報を一元的に管理し業務をコントロールする仕組みを「ワンデータ・トランザクション」と定義し、このワンデータ・トランザクションによって将来のSCMがどう変化していくかを解説する。
- IoT時代にワンデータ・トランザクションが生み出す新たなビジネスモデル:第5回
- ロジスティクスが握る、強くしなやかなSCM構築のカギ:第4回
- IoTやIndustry4.0が指し示すワンデータによるSCM改革【第3回】
「ビッグデータ」に象徴されるように、データを用いた説得が求められています。しかし、様々なデータを集め、それらを集計したとしても、Excelシートのまま数値を見せても説得力は高まりません。そのため最近のBI(Business Intelligence)/BA(Business Analytics)では、インフォグラフィックス(Info-graphics)の技術を適用した様々なグラフが作成できるようになっています。本連載では、データの可視化方法である多数のグラフについて、どんなデータを可視化するのに適しているのか、そのグラフを作成するために必要なデータ項目は何かなどを解説します。棒グラフ/円グラフだけのプレゼンテーションから卒業しましょう。
データの説得力を高めるインフォグラフィックスの基礎知識一覧へmore