連載

「実務的なノウハウの提供」に主眼を置き、当該テーマに詳しい専門家が回を重ねて分かりやすく解説する。

ワンデータ・トランザクションが実現するSCMの未来

インターネットやクラウドコンピューティングの利用による情報連携は、SCM(Supply Chain Management:サプライチェーンマネジメント)にも大きな転換を迫っている。システム的にも、従来のように“モノ”を作り、運び、保管し、売るためのプロセスに紐づく情報をやり取りする基盤から、高度に、そして能動的に情報を活用するプラットフォームへと変わるべき時が来ている。本連載では、サプライチェーン上の複数のプレーヤーが、業務に関わる情報を一元的に管理し業務をコントロールする仕組みを「ワンデータ・トランザクション」と定義し、このワンデータ・トランザクションによって将来のSCMがどう変化していくかを解説する。

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データの説得力を高めるインフォグラフィックスの基礎知識

「ビッグデータ」に象徴されるように、データを用いた説得が求められています。しかし、様々なデータを集め、それらを集計したとしても、Excelシートのまま数値を見せても説得力は高まりません。そのため最近のBI(Business Intelligence)/BA(Business Analytics)では、インフォグラフィックス(Info-graphics)の技術を適用した様々なグラフが作成できるようになっています。本連載では、データの可視化方法である多数のグラフについて、どんなデータを可視化するのに適しているのか、そのグラフを作成するために必要なデータ項目は何かなどを解説します。棒グラフ/円グラフだけのプレゼンテーションから卒業しましょう。

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クラウド分解辞典−Amazon Web Services編

「クラウドコンピューティング」は既に、すべてのITシステムが利用するプラットフォームになった。それに伴い、クラウドサービスの種類も増加する一方だ。既存サービスも頻繁にサービス内容が改善されているだけに、クラウドサービスの全容をつかむのは容易でない。本連載では、クラウドサービスの概要や特徴、個々のサービス内容を分かりやすく解説し、クラウドの実像に迫ることで、クラウド活用時の判断材料を提供する。本編では、クラウドの代名詞とも言える、米Amazon.comが提供する「Amazon Web Services(AWS)」を取り上げる。

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クラウド分解辞典−Cloud Foundryの実像

「クラウドコンピューティング」は既に、すべてのITシステムが利用するプラットフォームになった。それに伴い、クラウドサービスの種類も増加する一方だ。既存サービスも頻繁にサービス内容が改善されているだけに、クラウドサービスの全容をつかむのは容易でない。本連載では、クラウドサービスの概要や特徴、個々のサービス内容を分かりやすく解説し、クラウドの実像に迫ることで、クラウド活用時の判断材料を提供する。今回取り上げるのは、PaaS(Platform as a Service)を実現するためのOSS(Open Source Software)の「Cloud Foundry」である。

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ビッグデータが変える課金システムの姿

顧客との接点がネット中心になる中で今後、重要な位置の1つを占めるのが課金システムである。各種商品がサービスとして提供されればされるほど、そのサービス1つひとつに対し対価を得る仕組みが必要になってくるからだ。そうした課金システムは顧客の行動全体を把握することにもなり、ビッグデータのアプローチも不可欠になる。本連載では、ニーズが先行してきたテレコム業界における課金システムを参考にしながら、多くの企業にとって必要になる課金システムのこれからを考えていく。

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IoTの本質と価値を探る

IoT(Internet of Things)は、つかみどころのないテクノロジービジョンである。現時点でIoTのアプリケーションやサービスとして提供されているものをよく見ると、決して目新しいものではないことに気づく。本連載では、着眼点や重要な事象などを示しながら、IoTの本質と、個人や企業、社会にもたらされる価値を探っていく。

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これからの情報管理に必要な3カ条

日本における情報管理は2015年に大きな転換期を迎えた。「マイナンバー制」(番号法)の施行により自治体も事業者も新たな機微情報を管理しなければならなくなったためだ。一方でサイバー攻撃による情報漏えいといった事件も後を絶たない。悪意のある攻撃の発端となるマルウェアなどが「ウイルス」に例えられるように、組織の情報管理のあり方は、人の身体を健康に保つための取り組みにも似ている。本連載では、これからの情報管理に必要な条件を、健康管理と対比しながら解説する。

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これがAI分野の先進スタートアップ企業だ

2015年は「第3次AIブーム」が花開いた年だった。2016年はさらに加速することが確実であり、企業ITの関係者や責任者は、その技術動向を的確に把握する必要があるだろう。AI分野では実際に、どんな技術が開発され、利用が進みつつあるのか?富士通の技術チームが俯瞰図「Machine Intelligence LandScape」を元に、米国を中心としたAIベンチャー企業の実態を調査した。その結果を4回に分けてレポートする(本誌)。

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ハイブリッドクラウド時代必修ITインフラの基礎知識

ビッグデータ/クラウド時代を迎え、企業の情報システム像は大きな変革期を迎え、ハイブリッドクラウド化が進んでいる。しかし、ハイブリッド化の恩恵を最大限に享受するためには、オンプレミスなシステム環境においても次世代化、すなわちクラウドと同等の進化を遂げなければならない。本連載では、(1)計算処理を担うサーバー、(2)データを保存するストレージ、(3)データのやり取りするネットワークの3要素からなるITインフラ(IT Infrastructure)を対象に、次世代ITインフラに求められる要件の基本的な考え方を紹介していく。

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失敗しないモダナイゼーション─マイグレーションを成功させよ

経営とITの距離が、さらに縮まるなか、顧客接点をより強固にするための新たなアプリ−ケーション開発の必要性が高まっています。結果、これまで多大な投資を続けてきた既存システムをどう活用するかも大きな課題になっています。本連載では、既存システムを現状に合わせて最適化するための手法であるモダナイゼーションのなかでもマイグレーションに焦点を当て、利用企業が陥りがちな“落とし穴”を中心に解説し、成功法を紹介します。

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経営とITを結ぶビジネスアナリシス〜BABOK V3の基礎知識〜

デジタル時代を迎え、経営価値を高めるためにはIT抜きには成り立たなくなっている。経営が求める価値と、ITが実現できる価値を結びつけるためには、どのような経営課題を、どんなテクノロジーを使って解決するかの共通認識が不可欠だ。それを実現するための取り組みの一つがビジネスアナリシスである。そのビジネスアナリシスのための知識体系である「BABOK(Business Analysis Body of Knowledge)、バボックまたはビーエーボク」が2015年4月、最新版の「BABOK V3」に改編された。ITプロジェクトの推進主体から、経営が求める価値の実現へと対象範囲を拡大すると同時に、アジャイル開発やビッグデータ活用などの最新技術も採り入れた。企業においてはBABOK改編の意味を知り、体系的なアプローチを実践すべきだろう。本連載では、BABOK V3の基本的な考え方を紹介する。

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企業が無線LANで失敗しないための3つの条件

企業におけるクライアントの主役がデスクトップPCからノートPC、さらにはタブレットやスマートフォンへと移り変わるにつれて、ネットワークインフラの主役も従来の有線LANから無線LANへと変わってきました。しかし無線LANは、電波が“目に見えない”という特性もあり、その設計や運用が難しいといった声が少なくありません。企業が無線LANの構築・運用でつまずかないための3つの条件を紹介します。

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データ分析が導く製造業の変革

製造業といえば“モノづくり”のイメージが強い。だが実際は、モノを作るだけが製造業の事業ではない。作った製品を販売し、アフターサービスなどを通じて顧客とのつながりを保持するなど、製品企画、製造、販売/利用という製造業のプロセスに従って幅広いビジネスを展開している。近年、データ分析の機運が高まっている。製造業においても、その幅広いビジネス領域において、データ分析をどのように進めていくべきかが問われている。本連載では、製造業におけるデータ分析を大きく2つのタイプに分類し、それらの特徴や課題を紹介するとともに、製造業におけるデータ分析の将来像と、それによって製造業のビジネスがどのように変革していくかを展望する。

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エンタープライズセキュリティを実現する3つの条件、全方位から迫る攻撃による情報漏洩を防ぐ

世界中の企業は今、不正なサイバー攻撃のリスクに常にさらされている。高度な攻撃でネットワーク全体に影響を及ぼし重要な情報を盗み取るような重大事件から、実害がほとんどない小さな事象まで、その複雑さと深刻度は様々だ。さらに、企業内部からの情報漏えい事件も後を絶たない。データに対する攻撃は、企業の内外から“全方位”で迫ってくる。こうした環境下で企業は、どのようなセキュリティ対策を打てば良いのか。本連載では、そのための重要な3つの視点を紹介する。

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待ったなしのモバイル・ファースト

モバイル・ファーストはどんな企業にとっても最優先で取り組むべきテーマ。国内を見渡すと重い腰がなかなか上がらない企業が少なくないが、今後の業務クライアントの主役、そしてビジネスモデルを考える時の重要なカギとなるのは、間違いなくスマートデバイスを代表とするモバイル端末だ。今や待ったなし。モバイル・ファーストに大きく舵を切るための方策を本連載を通じて解説していく。

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ERP導入に失敗しない3つの条件、ベンダーの言いなりにならない真の活用に向けて

業務システムをリニューアルする際に、ERP(Enterprise Resource Planning)パッケージを選択する企業は少なくない。リニューアルの条件は、長らく利用してきたオフコンのリプレースや、スクラッチで開発してきたシステムの老朽化、海外展開を見据えたシステム拡張など様々だ。しかし、ERPパッケージの導入に失敗したとする事例が後を絶たない。本連載では、ERP導入プロジェクトの立ち上げフェーズから運用定着までに、ユーザー企業が実行すべきポイントを、筆者らの提案/導入経験を基に紹介する。

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