[特集]プロセスマイニングの衝撃──「真の業務プロセス改革」はここから始まる

日本でRPAによる業務効率化がブームにある中、欧米の先進企業ではその先、業務プロセスの本質的な刷新を図る動きが進んでいる。それを可能にするのが「プロセスマイニング(Process Mining)」。企業内の様々な業務システムが生成する大量のイベントログデータから業務プロセスを再構成し、可視化や分析、モニタリングを可能にする技術/手法/ツールである。真の業務プロセス改革にあたってIT部門は、今何をなすべきか。そこでなぜ、プロセスマイニングに着目すべきなのか──。技術要素や先進事例、導入のガイドラインなど、さまざまな角度からこの技術のインパクトを測り、真髄に迫る。

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IHIが挑んだ「プロセスマイニングによる業務可視化」の実際
グローバルに事業を展開する総合重工業グループのIHI。同社は中期経営計画「プロジェクトChange」の中で急激な環境変化に即した事業変革の本格化を掲げ、グループのデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みを加速させている。そんな同社が執った具体的なアクションの1つが、2019年度から推進するプロセスマイニングを活用した業務改革である。2021年6月29日開催の「プロセスマイニング コンファレンス 2021 LIVE」(主催:インプレス IT Leaders)に、IHI 高度情報マネジメント統括本部 ICT基盤システム部 共通データマネジメントグループ 主幹の高田謙一氏が……続きを読む
「プロセスマイニングはDXの最後のピース」─Celonis村瀬社長が訴える"プロセスのデジタル化"の必然
プロセスマイニングのマーケットリーダーである独Celonis(セロニス)。2011年にミュンヘンで創業して以降、急激な成長を遂げたユニコーン企業が、次の10年に向けて、グローバルレベルで組織・人材・製品を強化している。本稿では、2021年12月に日本法人の社長に就任した村瀬将思氏へのインタビューを基に、Celonisがリードするビジネスプロセスへのアプローチが日本企業のデジタル化をどう変えていくのかについて展望してみたい。……続きを読む
プロセスマイニングとタスクマイニングの両輪で企業の業務全体像を把握し、改善につなげる
DXのトライアルに着手しつつも、そこから本番展開につなげられない企業が少なからず散見される。根本にある原因が、組織や業務プロセス、システムなどの問題から、デジタルによる変化に対応しきれないという現実だ。2021年6月29日にオンラインで開催された「プロセスマイニング コンファレンス 2021 LIVE」(主催:インプレス IT Leaders)のセッションでは、そこからの脱却に向けた道筋とプロセス・マイニングの活用法、さらにハイパーオートメーションでの意義について、日本IBMの西垣智裕氏と斎藤英夫氏が解説した。……続きを読む
“賢い”自動化をプロセス・マイニングで加速、豊富な機能群による“幅”と“深さ”も差別化のカギに
DXのトライアルに着手しつつも、そこから本番展開につなげられない企業が少なからず散見される。根本にある原因が、組織や業務プロセス、システムなどの問題から、デジタルによる変化に対応しきれないという現実だ。6月29日にオンラインで開催された「プロセスマイニング コンファレンス 2021 LIVE」(主催:インプレス IT Leaders)のセッションでは、そこからの脱却に向けた道筋とプロセス・マイニングの活用法、さらにハイパーオートメーションでの意義について、日本アイ・ビー・エムの西垣智裕氏と斎藤英夫氏が解説した。……続きを読む
バックオフィスの業務データを自動的に収集、課題点の分析&見える化でプロセス改革を実現する
業務プロセスの見直しにあたって、これまで「そういうものだから」と行ってきた定型業務やバックオフィス業務は格好の検討材料となる。だが、企業ごとの処理スキームや慣習が随所に入り込み、標準となる評価ポイントが存在しない分、どこに問題があり何を改善すべきかを具体的に見いだすのは非常に難しい。6月29日にオンライン開催された「プロセスマイニング コンファレンス 2021 LIVE」(主催:インプレス IT Leaders)に登壇した株式会社MeeCap代表取締役社長の是澤優和氏は、ワークログの収集・可視化・分析を通じたデータドリブンなバックオフィス変革を提唱する。……続きを読む
プロセスマイニング導入企業は2タイプ、その最適な導入アプローチと展開を4つの事例から探る
「プロセスマイニング」と聞くと、なにか特別なツールやイベントログ分析の専門知識が必要なのではないかと、導入前から尻込みしてしまうケースは少なくない。だが、業務プロセスの見直しが多くの企業にとって急務となっている。6月29日にオンライン開催された「プロセスマイニング コンファレンス 2021 LIVE」(主催:インプレス IT Leaders)に登壇したABBYYジャパンの近井英樹氏は、誰でも導入してすぐに使えるプロセスマイニング製品の選択は必須であり、さまざまなユースケースを知ることが自社に最適なプロセス改革の糸口になると、4つの事例を通して訴えた。……続きを読む
目指すは業務可視化の先の最適化──独自の“機能+ノウハウ”が切り開く新たな地平
業務プロセス刷新は言葉にすると簡単だが、実践は困難な道のりだ。業務プロセスの非効率さを洗い出すための業務の可視化が不可欠なだけでなく、刷新後のプロセスを陳腐化させない仕組みの整備も求められる。6月29日にオンラインで開催された「プロセスマイニングコンファレンス 2021 LIVE」(主催:インプレス IT Leaders)のセッションでは、Celonisの日本法人で代表取締役社長を務める小林裕亨氏が、プロセス刷新の支援に向けた同社のアプローチを提示した。……続きを読む
「業務要件定義」が改革の“鍵”──課題深掘りでプロセスマイニングはこう使う!
デジタルによるビジネスプロセス刷新の動きが盛り上がりつつも、十分な成果が得られている企業はいまだ少数だ。一番の原因が、目的と手段を取り違えることにより活動が“改善”にとどまり、“変革”にまで至っていないことだ。6月29日にオンラインで開催された「プロセスマイニングコンファレンス 2021 LIVE」(主催:インプレス IT Leaders)のセッションでは、NTTデータ イントラマートで代表取締役社長を務める中山義人氏が、打開に向けた策を教示した。……続きを読む
RPAからプロセスマイニングへ、現場から始める業務改革─中外製薬の2030年を見据えた長期ビジョン
RPAは、今や多くの企業が何らかの形で導入するメジャーなツールとなっている。DX(デジタルトランスフォーメーション)に直接かかわるものではないものの、生産性向上だけでなく業務の見直しに活用している企業は多い。中外製薬は、業務改革のためにRPA導入プロジェクトを開始、より大きな成果を求めてプロセスマイニングの導入を検討するに至ったという。RPA導入の現状とプロセスマイングを検討するに至った経緯を、デジタル・IT統轄部門 ITソリューション部 部長の小原圭介氏に聞いた。……続きを読む
“組織的負債”を解消する手段「DigitalOps」とは何か?
“技術的負債(Technical Debt)”という言葉は今日、広く知られるようになった。では、“組織的負債(Organizational Debt)”はどうか。こちらはまだ認知されていないが、あちこちに無駄・無理・ムラがある業務や組織、行き当たりばったりの意思決定などによる悪影響を意味する言葉である。それを解消する手段として米ガートナーは「DigitalOps」を提唱する。それは、いったいどういうものなのか。独Celonisのプライベートコンファレンス……続きを読む
米IBM、イタリアのプロセスマイニングベンダー「myInvenio」を買収
米IBMは2021年4月15日(米国現地時間)、イタリアのプロセスマイニングツールベンダーであるmyInvenio(マイインヴェニオ)を買収する最終合意に達したと発表した。買収手続きはIBMの2021年会計年度第2四半期末(2021年6月末)に完了する予定。IBMは、myInvenioを、RPAやAIを含む同社の「ビジネス自動化」スイートに統合して、IBM Cloudから提供する計画を示している。……続きを読む
COVID-19が突きつける経営のコンプライアンス強化、有効手は業務プロセスの可視化
COVID-19がさまざまな影響を企業にもたらしている。リモートワークやハンコレス/ペーパーレスの推進、取引先や顧客との間での業務のオンライン化などだが、それにとどまらない。これを機に企業は、ビジネスのレジリエンス(回復力)、不正や法令違反を防止するコンプライアンス(法令順守)を強化しなければならない。そこで有効となる手段が、ありとあらゆるデータから業務プロセスの実態を明らかにする「プロセスマイニング」である。……続きを読む
「プロセス衛生」とは? プロセスマイニングが企業システムの新常態になる理由
日々の業務の中で、生産性の観点では無駄に思えても、コンプライアンス上行わなければならない承認や確認事は多い。それらを部下など他人任せにするケースも同様だ。ところが、それを徹底したところで不正や事件を根絶できるわけではない。最近ではドイツの有力ベンチャーが破綻する事件もあった。こうした状況を解消できるかもしれない概念として浮上しているのが「プロセス衛生(Process Hygiene)」である。……続きを読む
プロセスマイニングの取り組みに“完了”はない、継続的活動で日々成果を─先行事例解説
プロセスマイニングは、現段階では業種ごとにベストプラクティスが揃っている状況ではなく、導入で得られる価値を理解したユーザーが主体的に取り組む必要がある。「プロセスマイニング コンファレンス 2020 Summer LIVE」(2020年6月30日 主催:インプレス IT Leaders)のクロージングでは、この分野のエキスパートによるディスカッションを通じて、プロセスマイニングにおけるユーザーにとっての重要な観点と、実際の取り組みの……続きを読む
欧米企業に続け─コロナ禍の中でこそ「プロセスマイニングによる経営改革」を断行する
企業が市場の生き残りを賭けてデジタルトランスフォーメーション(DX)に向かう中、突然世界を襲ったコロナ禍。経営者はもちろん、そしてIT活用によるDX推進を担うIT部門にとっても試練の時を迎えている。そんな中、DXの前提となる根源的な取り組みとしてのプロセスマイニングの導入・活用を考察する「プロセスマイニング コンファレンス 2020 Summer LIVE」(2020年6月30日 主催:インプレス IT Leaders)が開催された。本稿では、コンファレンスの基調となる……続きを読む
永遠の課題である“業務生産性の向上”を、業務可視化×プロセスマイニングで実現する!
テレワーク拡大などでビジネス環境が大きく変化する昨今、後回しになっていた業務改善、業務改革に今こそ取り組むことが必要である。テクノロジーを活用することで、この課題をいかに解決することができるのか。2020年6月30日にオンラインで開催された「プロセスマイニング コンファレンス 2020 Summer LIVE」(主催:インプレス IT Leaders)では、MeeCap 代表取締役社長の山田輝明氏が、先進的な国内大手企業の事例を交えつつ、……続きを読む
個別最適から全体最適へ――RPAのその先で実現する真のプロセス改革
RPAは手軽さと即効性のある導入効果から急速な普及を遂げている。しかし、アフターコロナ時代のニューノーマル(新常態)を前提としたビジネスや働き方においては、従来のような個別最適ではない業務全体を見渡したデジタルトランスフォーメーション(DX)が求められる。6月30日にオンラインで開催された「プロセスマイニング コンファレンス 2020 Summer LIVE」(主催:インプレス IT Leaders)では、NTTデータ イントラマート 代表取締役社長の中山義人氏が……続きを読む
変革サイクルを回す!─マーケットリーダーCelonisが明かす、プロセスマイニングの可能性
2020年6月30日にオンラインで開催された「プロセスマイニング コンファレンス 2020 Summer LIVE」(主催:インプレス IT Leaders)に、プロセスマイニングのリーディングカンパニー、Celonisの代表取締役社長 小林裕亨氏が登壇、「2020年はプロセスマイニング本格導入元年になる」と述べ、2019年に数十社の企業導入を支援した経験やノウハウを基に、日本におけるプロセスマイニングの可能性と課題、Celonisが描くプロセスマイニングの今後の姿を……続きを読む
タスクマイニングとプロセスマイニングを両輪に、ハートコア流プロセス改革の勘所
プロセスマイニングを検討・導入する企業が増えてきているが、ほとんどの企業では導入がうまくいっていない。その最たる理由は、基幹システム側に十分なログデータが無いことだ。6月30日にオンラインで開催された「プロセスマイニング コンファレンス 2020 Summer LIVE」(主催:インプレス IT Leaders)に、ハートコア 代表取締役社長の神野純孝氏が登壇。タスクマイニングから詳細データを生成し、……続きを読む
欧州最大手ファッションECのZalando、"プロセスマイニング+機械学習"で調達プロセスを最適化
プロセスマイニングの取り組みのゴールは、一言で言うなら業務プロセスの全社最適化だ。一方で、最新のプロセスマイニングツールに備わる機能を用いて、特定領域の課題解決に役立てるというアプローチも増えている。それに取り組んだ1社が、欧州最大手のファッションEC企業、独Zalando(ザランド)である。「Celosphere Live 2020」に出演した同社のセッションから……続きを読む
プロセス可視化・改善で先進13社が取り組んだこと─Uber、BMW、Bosch、ABBなど欧米プロセスマイニング事例
医療におけるX線装置やCTスキャンと同じく、プロセスマイニングは企業の業務に内在する障害やその広がりを可視化する有用なツールだ。しかし医療でも企業でも、難しいのは可視化した後である。障害は取り除く必要があるか/どのように改善できるか/改善策は本当に正しいか/実務を担う現場の納得や協力をどうやって得るか……複合的で一筋縄ではいかない問題が……続きを読む
“組織のデジタルツイン”でプロセス改善を迅速化─独ボッシュのプロセスマイニング実践
クラウド型プロセスマイニングツールを提供する独Celonis(セロニス)が、2020年4月28日(ドイツ現地時間)から3日間にわたり開催したオンラインコンファレンス「Celosphere Live 2020」。そのオープニングに、自動車部品・電動工具メーカーとして世界的に知られる独ロバート・ボッシュ(Robert Bosch)が登場。プロセスマイニングの導入に至った経緯から、Celonisを活用して“組織のデジタルツイン(DTO)”を構築し、……続きを読む
プロセスの発見から自律/自動化へ─プロセスマイニングの進化と超流動企業への道筋
世界を覆うコロナ禍に対して、プロセスマイニングは大いに有効である──独Celonis(セロニス)は2回目の年次コンファレンスをリアルからオンラインに切り替えて開催(会期:2020年4月28日~30日)。欧米中心にプロセスマイニングの普及がさらに加速していること、同社の顧客企業がコロナ禍の中でも業務プロセス改革を継続していることをアピールしたが、今回はそれだけにとどまらない。“摩擦ゼロのプロセス”や“超流動企業”といった……続きを読む
「日本企業からの期待を実感、投資強化で貢献したい」─独CelonisのCEOにプロセスマイニングの今を聞く
ログデータを分析してビジネスプロセスを可視化、監視し、そして改善できるようにするプロセスマイニングツール。その有力ベンダーが独Celonis(セロニス)だ。同社の共同創業者の1人であり、共同CEOを務めるバスティアン・ノミナッヘル(Bastian Nominacher)氏が来日したので、最新事情を聞いた。プロセスマイニングは広がり続けているのか、それとも落ち着きつつあるのか、……続きを読む
欧米企業が注目する「タスクマイニング」とは何か? プロセスマイニングとの関係は?
業務プロセスの全社最適化アプローチとして欧米企業の間で採用が進み、国内でも導入事例が現れ始めた「プロセスマイニング」。現在、欧米企業の間で、やはりマイニング技術を用いる「タスクマイニング」なるものが注目を集めている。何のための、何をする手法なのか。プロセスマイニングとどう関わり、業務の何を変えるのか。……続きを読む
費用感は? 導入の課題は?─「プロセスマイニングの疑問」に答える!
基幹システムなどのログデータを基に業務プロセスを自動的に分析・可視化する手法として注目を集めているプロセスマイニング。「プロセスマイニング コンファレンス 2019」(2019年9月26日/主催:インプレス IT Leaders)のクロージングQ&Aセッションには、ベンダー、ユーザー、パートナーの各エキスパートがそろい踏みし、会場で挙がったプロセスマイニングに対するさまざまな疑問にそれぞれの立場から回答した。……続きを読む
技術の方向性、国内先行事例、会計監査への適用─語られたプロセスマイニングの最前線
プロセスマイニングがビジネスに与える影響とは──。「プロセスマイニング コンファレンス 2019」(2019年9月26日/主催:インプレス IT Leaders)のアフタヌーンセッションに、ウィル・ファン・デル・アールスト博士、KDDIのビジネスプロセスマイニンググループリーダーの近藤裕司氏、あずさ監査法人 Digital Innovation部 パートナーの新出谷崇氏が登壇。それぞれの立場から、プロセスマイニングの技術の方向性、そしてその活用がもたらす企業活動の“近未来”を展望した。……続きを読む
データとプロセスのあり方を見直した先にある「Intelligent Enterprise」
ERPのイメージが強いSAPだが、今や収益の過半数はそれ以外の領域からのものであり、特にプロセス自動化やイノベーション加速に向けたソリューションの拡充には余念がない。2019年9月に都内で開催された「プロセスマイニングコンファレンス2019」(主催:インプレス IT Leaders)に同社のキーパーソン2人が登壇。同社が提唱する「Intelligent Enterprise」のビジョンや、それを具現化するための方策について熱く語った。……続きを読む
“生みの親”アールスト博士が説く「すべての企業がプロセスマイニングに着手すべき理由」
国内初開催の「プロセスマイニング コンファレンス 2019」(2019年9月26日/主催:インプレス IT Leaders)のオープニングセッションに、プロセスマイニングの“生みの親”であるウィル・ファン・デル・アールスト(Wil van der Aalst)博士が登壇。プロセスマイニングの本質とあらゆる企業が着手すべき理由を語った。……続きを読む
プロセスマイニングツール「myInvenio」は金融業界からも高い支持
ハートコアは2019年10月8日、プライベートイベント「HeartCoreDAY2019」を開催した。創立10周年の今回は、同社が新たな取り組みとして展開を開始した「プロセスマイニング」をメインテーマとして取り上げた。同社は3月からプロセスマイニングツール「myInvenio」日本語版の提供を開始。イベントではmyInvenioの開発元である伊Cognitive Technologyの創業者でCEOのマッシミリアーノ・デルサンテ(Massimiliano Delsante)氏の……続きを読む
プロセスマイニングを真の成果に結び付ける「全体最適の業務プロセス改革」
独Signavioのプロセスマイニング製品「Process Manager」と、自社で手掛ける「IM-BPM」を活用し、日本企業のプロセス変革を支援するNTTデータ イントラマート。2019年9月に都内で開催された「プロセスマイニングコンファレンス2019」(主催:インプレス IT Leaders)に同社の中山義人社長が登壇し、本質的なDXを成し遂げる全体最適の業務プロセス改革の重要性や、そこに向けて同社が提供するメソドロジーなどを熱く語った。……続きを読む
業務プロセスの変革サイクルを加速させる「Intelligent Business Cloud」の全貌
プロセスマイニングのリーディングカンパニーとして広く知られる独Celonis。同社のAlexander Rinke氏(Co-Founder Co-CEO)が、2019年9月に都内で開催された「プロセスマイニングコンファレンス2019」(主催:インプレス IT Leaders)に登壇。……続きを読む
RPA導入は“諸刃の剣”~プロセスマイニングで個別最適化を回避せよ!
生産性向上を旗印にRPAを導入する企業が増加しているが、眼前の効果ばかり重視して部分最適の域を出ない例も少なくない。2019年9月に都内で開催された「プロセスマイニング コンファレンス 2019」(主催:インプレス IT Leaders)に登壇したハートコアの代表取締役社長 神野純孝氏は、プロセスマイニング製品「myInvenio」などを活用した、具体的な打開策を提示した。……続きを読む
CTC流プロセスマイニングのベストプラクティス~PoCで見えてきた評価・導入のポイントとは
国内でも急速に関心が高まっているプロセスマイニングだが、具体的な展開方法についての情報の乏しさが実導入に向けた“壁”になっている。伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の加悦良康氏が、2019年9月に都内で開催された「プロセスマイニングコンファレンス2019」(主催:インプレス IT Leaders)に登壇。……続きを読む
生産性改革に残された“ラストワンマイル”に「RPA×プロセスマイニング」で切り込む
生産性向上に大きく寄与すると期待されるRPA。しかし、それは魔法の杖ではなく、どの業務に適用すれば効果を発揮できるかをしっかり見極めておくことが大切だ。2019年9月に都内で開催された「プロセスマイニングコンファレンス2019」(主催:インプレス IT Leaders)にRPAベンダー大手、UiPathの畠山宏樹氏が登壇。……続きを読む
プロセス分析に網羅性と深い洞察を~価値実証を支援するプロティビティ
事業の俊敏性追求や品質向上を支えるものとして、業務プロセスのボトルネックをどう見つけるかに関心が集まっている。2019年9月に都内で開催された「プロセスマイニングコンファレンス2019」(主催:インプレス IT Leaders)にプロティビティLLCでディレクタを務める佐渡友裕之氏が登壇。……続きを読む
プロセスマイニング最前線から見える「解決すべき課題」と「進化の方向性」
多くの企業に求められるのは、すべての組織を横断したプロセスの全体最適であり、それを支えるものとしてにわかに注目を集めているのがプロセスマイニングだ。プロセスマイニングの概念を20年前に発表し、それから常に第一人者としてその研究を牽引してきたドイツ アーヘン工科大学のウィル・ファン・デル・アールスト博士……続きを読む
プロセスマイニングツール「Signavio」はコストやCXを改善するためのプラットフォーム
現在、働き方改革、業務効率化の特効薬のような扱いで日本企業へのRPA導入が進んでいる。一方で、RPAの課題が多く表面化してきている。ビジネスプロセスの側面から、RPA活用も含めた業務効率化を支援するツールとして注目を集め始めているのが「プロセスマイニング」だ。そのプロセスマイニングの有力ツールである独Signavioと……続きを読む
DXの第一歩は業務プロセス変革から─RPA、プロセスマイニング、AIを取り込んだ新世代BPMの実力
クラウドやRPA、AI、IoTなどデジタル化が進む社会環境に自社のビジネスや業務を適応させる、デジタルトランスフォーメーション(DX)。言うまでもなく、どんな企業にとっても重要な課題だ。そのためにはデジタル化以前の時代に構築された業務プロセスの見直しや変革が不可欠となる。それも自社だけでなく、パートナー企業や顧客も含めてのことだ。そんな業務プロセス変革を推進……続きを読む
プロセスマイニングを軸に”組織のデジタルツイン”を実現、さらには”超流動企業”へ
「プロセスマイニングとは、大量のログデータからプロセスを可視化して分析を可能にする技術のことである」。この定義は正しいが、欧州の先進企業はすでに次の段階へ移行しつつある。「Digital Twin of Organization(DTO:組織のデジタルツイン)」や「Superfluid Enterprise(超流動企業)」といったコンセプトに基づき、デジタル時代の企業に求められる業務遂行能力の獲得を……続きを読む
欧州で沸騰するプロセスマイニング
──BMW、Siemens、Lufthansaなど欧州企業はここまで来ている!
2019年、最もホットなトピックになると見られるのが「プロセスマイニング」だ。本誌はこの技術のリーディングベンダーである独セロニス(Celonis)がミュンヘンで開催した同社初のユーザーコンファレンス「Celosphere 2019」を取材した。今回はBMWやシーメンス、ABB、ルフトハンザドイツ航空といった欧州有力企業の業務プロセス変革への取り組みを紹介する。企業の”基礎体力”を……続きを読む
2019年は「プロセスマイニング元年」となるか?
──業務プロセス革新ツールの特徴と導入効果
2000年前半から学術研究としての取り組みが始まった「プロセスマイニング」がここにきて脚光を浴びている。すでに欧米の先進企業がプロセスマイニングツールを駆使して全社の業務プロセスや顧客行動を可視化・分析し、業務生産性の向上やビジネス価値の向上につなげている。……続きを読む
海外で導入が進む「プロセスマイニング」をご存じですか?
皆さんは「プロセスマイニング」を聞かれたことがあるだろうか? 最近になって耳にする機会が少しずつ増えているキーワードの1つである。現職でプロセスマイニングツールを活用したサービス開発を担当する筆者の認識では、2018年から世界中のさまざまな国、企業で爆発的に導入が進み……続きを読む
RPAの次に来る"大波"「プロセスマイニング」は何が凄いか
──膨大なイベントログを採掘して業務プロセスを可視化/分析可能に
プロセスマイニング(Process Mining:プロセス採掘)という手法/ツールを聞いたことがあるだろうか。多様な業務システムからイベントログデータをかき集めて業務処理の流れ=ビジネスプロセスを再構成し、ビジュアルな形式で可視化する――だけにとどまらず、「ある業務プロセスを実行するパターンは何通りあるのか」「その中でコンプライアンス上問題があるプロセスはどれか」……続きを読む

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IHI、プロセスマイニングツール「myInvenio」を導入、業務プロセス分析に活用
画面1:myInvenioの画面(出典:ハートコア)
総合重工業メーカーのIHIが、プロセスマイニングツール「myInvenio」(開発元:伊コグニティブテクノロジー)を導入した。本社とグループ会社の業務プロセス分析に活用を開始している。myInvenioを日本国内で提供するハートコアが同年11月12日に発表した。……続きを読む
プロセスマイニングからRPAまで─SAPがビジネスプロセス最適化製品ラインを拡充
SAPジャパンは2019年10月18日、ビジネスプロセスの最適化にフォーカスした4つのツールを発表した。インテリジェントな機能を加えたプロセス自動化ツール、プロセス可視化/分析ツール、RPAツール、プロセスマイニングツールの組み合わせで……続きを読む
パソナとハートコア、業務プロセスを可視化するmyInvenioプロセスマイニングツールを用いて顧客の業務改革を支援
パソナとハートコアは2019年7月16日、ハートコアが提供するプロセスマイニングツール「myInvenio」を活用した、プロセスマイニング分野のコンサルティングサービスの提供を開始した。業務プロセスを可視化することで、業務改革を支援する。BPOサービスの強化も図る。続きを読む
UiPath、Celonisプロセスマイニングツールを使ってRPA導入対象を選定するサービス
RPAソフトウェアベンダーのUiPath日本法人は2019年6月13日、プロセスマイニングを使ってRPA導入対象業務の選定を効率化する新サービス「RPAスカウトサービス」の提供を開始した。プロセスマイニングツールとして、SAPアプリケーションを対象にした「Celonis」を活用する。続きを読む
MeeCap、基幹業務プロセスのフロー図を作成できるプロセスマイニング機能「HappyPath-ERP」
MeeCapは2019年6月7日、PCの操作内容を記録・可視化するソフトウェア「MeeCap(ミーキャップ)」を強化し、業務システムのプロセスマイニング機能「HappyPath-ERP」を追加したと発表した。MeeCapでは、ツールの提供に加えて、ログデータの抽出や整形に関する技術支援、データ分析に関するコンサルティングサービスも提供する。新機能は、2019年6月から提供している。続きを読む
トッパン・フォームズ、BPO業務プロセスを効率化する実証実験、仕事の負荷状態を可視化
トッパン・フォームズは、顧客の業務のアウトソーシングを請け負うBPO業務を改善するPoC(概念検証)を実施した。紙の管理票を電子化して現場の業務プロセスを可視化・効率化する実証実験を実施した。共同で実験に関わったNTTデータイントラマートが2019年5月30日に発表した。続きを読む
MeeCap、PC操作ログからRPAに適した業務を抽出するプロセスマイニング機能「HappyPath」を提供
画面1:HappyPath機能の画面イメージ(出典:MeeCap)
MeeCapは2019年4月5日、PCの操作内容を記録して可視化するソフト「MeeCap(ミーキャップ)」を強化し、RPA(ロボットによる業務自動化)に適した業務プロセスを抽出するプロセスマイニング機能「HappyPath」を追加したと発表した。新機能は、2019年4月1日から提供している。続きを読む
ハートコア、業務プロセスを可視化するプロセスマイニングソフト「myInvenio」を販売
ハートコアは2019年3月12日、業務プロセスを可視化するプロセスマイニングソフトウェア「myInvenio(マイインヴェニオ)」の日本語版を発表した。無駄な業務やボトルネックを発見できるほか、RPA化に適したプロセスを発見できる。2019年3月11日から提供している。続きを読む
プロティビティ、国内で「プロセスマイニング」のコンサルを開始
──独Celonisのツールを活用し、RPAやAIの最適利用を指南
内部監査やリスク管理に関する米コンサルティング大手プロティビティ(Protiviti)の日本法人が「プロセスマイニング(Process Mining)」に関する包括的なコンサルティングサービスに乗り出すことを明らかにした。独セロニス(Celonis)のツールを当面採用する。プロセスマイニングにより企業全体の業務プロセスを可視化したうえで、AIやRPA(Robotic Process Automation)を適用すべき……続きを読む
RPA製品比較、そしてRPAより働き者と噂の「IPA」を先取り
──Intelligent Process Automation
RPAと併せて注目、いやそれ以上に注目すべきなのが、米コンサルティングファームのマッキンゼー(McKinsey)が早々に提唱してきた「Intelligent Process Automation (IPA)」。RPAに業務プロセスの再設計と自動化、さらにAIを組み合わせた一連の技術セットを指す概念です。続きを読む
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